看護師にとって、休憩時間とは非常に重要なものだ。肉体的にも精神的にも決して楽な仕事ではないからこそ、休憩時間をしっかりと取る必要がある。
なお、自分の休憩時間を充実させることも重要だが、同時にほかの同僚の休憩時間を損なうこともしてはならない。そのためには、休憩時間のマナーを守ることが大事だ。
休憩時間のマナーはいくつか存在している。
一つが、休憩時間に大声で騒ぎすぎないというものだ。
休憩時間になって気がゆるむと、様々な話題が出てくる。プライベートな時間であるため、仕事中にできなかった私語を思う存分楽しむことも休憩時間の充実した過ごし方ではあるが、夢中になりすぎると周囲の迷惑になる。
話に夢中になると、次第に声も大きく、周囲が目に入らなくなるだろう。静かに休みたい看護師にとっては休憩時間にならなくなってしまう。そのため、大声で騒ぐことはマナー違反だ。
また、愚痴や悪口をいうこともマナー違反である。
看護師の仕事はチームプレーであり、うまくいかないこともある。不満が溜まることもあるが、これらを休憩時間に吐き出すように愚痴や悪口をいうことはしてはならない。聞いている人が不快に思うことはもちろん、トラブルを起こす原因にもなりかねないだろう。
自分では不満や怒りをこぼしただけであっても、周囲には悪口や愚痴と聞こえることもあるので注意が必要だ。休憩時の話題はポジティブなものにするとよいだろう。
そのほか、コミュニケーションをとるということもマナーだ。
一人でゆっくりと過ごすという過ごし方もいいが、あまりに孤立した態度をとると、連携ミスにつながることもある。周囲の和を乱さない程度のコミュニケーションが必要だ。